【沖縄県本部町 アセローラ】太陽の光を浴びて育った、真っ赤な「元気の源」

2023.09.11
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世界中の人々に愛される“元気の源“アセローラ。食用の歴史は古く、原産地のカリブ海西インド諸島の原住民は健康を維持するために愛用していたといわれています。

アセローラ100gあたりのビタミンCの含有量は、なんとレモンの約34倍!肌の透明感が期待できる、夏場は特に取り入れたい果物です。

今回は、そんな夏の強い味方、アセローラを育てる並里さんを訪ね沖縄に向かいました。

Coyoriスタッフ 池口(左)

アセローラフレッシュ代表取締役会長 並里哲子さん(右)

「アセローラを沖縄の名産品に!」そう信じて、200軒もの農家の門を叩くも…

並里さんは、沖縄にアセローラを広めた立役者。

アセローラとの出会いは遡ること30年前。栄養価が高いだけでなくそれを美味しく摂取できるという点に魅力を感じ、栽培したいと思うようになったのだとか。

また、当時の沖縄はサトウキビや菊の栽培が中心でしたが、重労働なため農家が高齢化すると続けていくのが難しいという懸念が。一方、アセローラは労働負荷が少ないため、歳をとっても続けることができるというメリットもありました。

栽培に協力してくれる方を求めて、200軒もの農家さんを訪ねましたが、なじみのないアセローラの栽培に興味を持ってもらえず、なかなか受け入れてもらえなかったそう。

けれど、並里さんには「アセローラの栽培が軌道に乗れば、自分たちはもちろん周りの農家さんの助けになる」という確信がありました。

いくら断られても、毎日何軒もの農家を駆け回る並里さん夫婦を見て、「この若い二人に未来を託してみよう」と8軒の農家が協力してくれることになったのです。

アセローラの苗木

アセローラの花/花言葉「恋の芽吹き」

アセローラの生命力を引き出す、沖縄に適した特殊な栽培法

栽培当初は、実が育つどころか花すら咲かず、とても苦労したそうです。

特に雨の多い沖縄では、樹を植えただけでは、根から水と養分をどんどん吸収して繁茂するばかり。その中で試行錯誤して見い出した栽培方法が「環状剥皮(かんじょうはくひ)」でした。

一部の幹や枝の樹皮をリング状に剥ぐことにより吸収経路を遮断し、アセローラの木に危機感を感じさせ子孫を残そうという意識を持たせる。それにより花を咲かせ、実をつけるように仕向ける栽培方法を「環状剥皮」というそうです。

「3日間だけの赤い宝石」が独自技術で生まれ変わる

生のアセローラはすぐ傷んでしまい3日しか保たないので、生果として出回ることはなく、基本的には加工品として流通しています。

他の食物にはない鮮やかな赤色が魅力のアセローラ。この赤色はポリフェノールによるものなのですが、熱を通してしまうと色が抜けてしまうため、この赤色を守るためにかなりの時間をかけて試行錯誤したのだとか。

その結果、収穫時間と搾るタイミングに着目。真空状態にして、沸点を下げ、果皮や果実の成分を壊さずに低温殺菌します。こうして生まれたピュレやジュースは、まるで宝石のような綺麗な赤色に。ポリフェノールも豊富で、肌の透明感が期待できます。

【左】アセローラビアー¥650 (税込/10月より/ノンアル有)

【右】アセローラフローズン\650(税込/10月より) ※「月曜から夜更かし」で紹介された人気No.1メニュー

小さな町にアセローラがもたらした強い結びつき

約30年もの間、アセローラ栽培を踏ん張ってきた並里さん。

「本部町と言えばアセローラ、アセローラと言えば本部町」となりつつあるため、今はアセローラ農家さんを増やして生産量を上げることに注力しています。

地元の小学生や中学生は授業の一環で職場体験を受けに来ます。

また、アセローラ初収穫の日にちなんで、毎年5月12日は「アセローラの日」として制定されており、町内の学校には給食でアセローラが配給されることも。教育における地産地消にも精力的に取り組んでいます。

小さい町だからこそ実現できる、人の力でつなげた町おこしが生み出すのは、沖縄県独自の食材と本部町の人達の笑顔でした。

Coyoriスタッフ伊藤(左) 並里さん(中央左) 生産担当の古場さん(中央右) 池口(右)

▼アセローラフレッシュの公式サイトはこちら

https://acerolafresh.shop-pro.jp/

5分でパッと明るい透明肌へ 「アセローラ」が配合された泥パックが好評発売中

並里さんが育てる「アセローラ」を配合しているのがCoyoriの「海の泥パック」。

沖縄の強い太陽を浴びて育った「アセローラ」※1は、ビタミンCが豊富で、紫外線ダメージをケアして透明感を叶える働きが。

さらに、沖縄の海泥「クチャ」※2がメラニンを含む古い角質を絡め取って、ぱっと明るい肌に導きます。

夏の日差しと共に過ごすアイテムとして取り入れてみてください。

※1 アセロラエキス

※2 海シルト

海の泥パックはこちら