[京都府京都市 京とまと] 透明感に欠かせない。 京野菜マイスター№1※1が育む赤い宝石。
太陽の光が強く降り注ぐ、乾燥した過酷な環境でも育つトマト。諸説ありますが、起源は厳しい気候のアンデス高原なんだとか。自らの生命力を頼りに逞しく育ち、その栄養価の高さから「トマトが赤くなると医者が青くなる」とも言われます。グルタチオンやリコペン、βカロテンなど、透明感に嬉しい成分もいっぱい!
今回は、そんな過酷な環境に打ち勝つパワーを秘める夏の強い味方、トマトの生産者森田さんを訪ねました。
[京都府 森田農園代表/京野菜マイスター 森田良彦さん]
生命力に満ちた濃い香り。旨味を、まるごとペロリ!
鴨川の三角州にあたり、昔からとても良い土壌だったという上賀茂。自然が豊かで野鳥や虫も多く、地下水も豊富。農業に適した土地だそう。
森田さんがトマトを育てるビニールハウスに入った瞬間、ぶわっと濃い自然の香りに包まれました。土の香りなのか、それともトマトの葉の香りなのか。ハウス内には青々とした生命力が満ちています。2メートルほどの高さまで高く逞しく育った苗を、森田さんは「枝が暴れる」と表現します。まっすぐきれいに生えるというよりは、のびのび自由に育つ品種なのでしょうか。あと50cm程度は伸びるそう。トマトって思ったより背が高い!取材時は、青い実が8割、赤い実が2割。黄色い花がまだ残る箇所もあり、出荷ピークに向けてぐんぐん成熟中です。力強く茂った苗の間で輝く真っ赤な実。いかにも栄養と旨味が詰まっていそうな、彩度の高い濃い赤とつやに目を奪われます。えぐみ、酸味が少なく甘いトマトは、何もつけずそのまま食べるのが一番!
取材後は、いただいたトマトをスーパーのものと食べ比べ。食卓に出したところ、小学生の子供たちが「このトマト赤いね。」「大きい~!」と興味津々。「美味しい~!」と、なんとまるごと一個ずつ、ペロリと平らげました。スーパーのトマトも十分美味しいですが、なんだか森田さんのトマトは格別です。
100年以上続く農家の三代目。環境に配慮した、持続型農業を実践。
「京・有機の会」の初代会長であり、京野菜マイスターの資格を最初に取得※1した森田さんは、100年以上続く農家の三代目。環境にやさしい農業を行う生産者として、エコファーマー※2にも認定されています。また、グローバルギャップ※3という世界基準の農業認証があり、その京都市版に適合しています。
野菜作りをするうえで大切にしているのは、「一粒の種が命をつなぐ」ということ。母なる大地に種を播き、栄養たっぷりの野菜を育む。その野菜の力をもらって私たち人間が健やかに生きていく。自然の力をいただくことで、健やかな命を次世代へ、また次の次世代へと繋いでいく。農業はまさに“生命維持産業”だとおっしゃいます。また、与えるばかりの栄養過多の野菜は肥満の状態。自ら育つ力を活かしてこそ美味しい野菜になるとの考えから、土にこだわり、そのときどきの土の状態にあわせ、必要な分だけ海藻やトマトの葉を肥料として活用、与えているのだとか。
「野菜作りも子育ても同じ。毎日顔を見て、何が不足しているか、何が多すぎるかを見極めなければならない。そして、手間暇を惜しまず世話をすること。」とおっしゃる森田さん。単に野菜を作って売るのではなく、命を作る野菜の可能性を探り続けています。
日差しを浴びた夏の肌に。潤い、透明感をもたらす「海の泥パック」
森田さんのトマト※4を配合しているのは、週に1~2回のスペシャルケア「海の泥パック」。クレンジング後の水気をふき取った肌に塗り、5分置いて洗い流すだけ。その後の洗顔は不要です。
沖縄にしかない海泥クチャ(海シルト)が不要な角質を吸着除去。温泉水が角質を柔軟にして、潤いと美容成分の浸透をサポートします。また、森田さんのトマト※4が、肌の根本的な力をサポートすることで、潤いとハリのある透明感溢れた肌を導くのに一役買っています。
※1 京のふるさと産品協会が、京野菜の魅力の情報発信に努めるなど“京野菜の伝道師”として活躍されている方を「京野菜マイスター」として認定。森田さんは2019年、生産部門での取得第一号
※2 制度改定後、新たな申請はしていない
※3 グローバルGAP…食品安全、労働環境、環境保全に配慮した「持続的な生産活動」を実践する優良企業に与えられる世界共通ブランド。
※4 トマト果実エキス
※原料の自然素材は、産地が変わる可能性がございます。